車両

阪神9300系電車

阪神9300系電車(はんしん9300けいでんしゃ)は、阪神電気鉄道が2001年に導入した優等列車用の電車。

直通特急のクロスシート率向上及び、老朽化が進んでいた3000系の置き換えのため、1954年の3011形以来47年ぶりとなるクロスシートを導入した急行系車両として、6両編成3本18両が武庫川車両工業において製造された。

先に登場した5500系と同様、従来の急行系車両と大きく印象を変えた塗装で登場した。

外観では8000系タイプIVや5500系、性能面や搭載機器では9000系をベースとしており、前面のデザインや塗色、座席こそ大きく変わったが、1980年代後半以降に確立された阪神の車両スタイルを継承している。

なお、武庫川車両工業は2002年をもって解散したため、9300系が阪神最後の武庫川車両製の形式となった

9501Fは2001年3月6日に竣工し、同年3月10日のダイヤ改正では正面・側面に記念ステッカーを貼り付け、梅田駅10時00分発の姫路行直通特急から営業運転を開始した。これに伴い3000系3105F + 3106Fを廃車にするとともに、直通特急から準急まで、阪神本線・山陽電気鉄道本線で急行系運用に幅広く充当された。翌2002年2月には9503Fが竣工、これに伴い3107F + 3108Fが代替廃車された。続いて同年9月24日には9505Fが竣工した。この時、車両需給の関係で3111F + 3112Fが予備車として翌年3月まで残ったが、2003年3月16日付けで廃車され、3000系は消滅した。

3000系の置き換え完了および車両需給の関係から、9300系の製造は3本で終了した

本系列はクロスシート車であるため、近鉄奈良線への乗り入れ運用への対応工事は実施されていないが、近鉄との乗り入れに合わせて他形式車両と同様に従来のバンドン式密着連結器から廻り子式密着連結器への換装を開始した。これは既に阪神しかバンドン式を使用しておらず、1974年以降は製造自体が中止され、廃車発生品の使い回しを何度も繰り返していたが、ついには部品不足となっていたことにもよる。2007年7月下旬には3編成全ての連結器の交換が終了した。連結器の取り付け高さを若干高くしたことから正面下部に切り欠きができている。

デビュー当初は中間車のクロスシート部にはつり革がなかった(扉上部のみ設置)が、2013年時点ではクロスシート部にもつり革が追設されている。

2013年には9401の集電装置が下枠交差式からシングルアーム式に交換され、8月3日に営業運転を開始した。その後2014年に9402が、2015年に9505Fおよび9503Fがシングルアーム式に交換され、9300系は全編成がシングルアームパンタグラフになった

2013年秋ごろから、車内案内表示器からランプ点灯式の路線図を撤去してLEDスクロール式案内表示器のみとする改造が行われ、現在全編成撤去が終了している

2014年には、姫路寄り先頭車1号車(9501形偶数番号車)山側に「上り大塩駅ではこの扉は開きません」のステッカーが貼られた。

Wikipedia

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